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『焼酎楽園』37号でお知らせしましたように、『焼酎楽園』を休刊します。創刊(1999年6月)から12年あまり経ちました。休刊した主な理由は、創刊の目的がほぼ達成できたのではないかと考えたからです。創刊当時、本格焼酎・泡盛は九州・沖縄の地酒ともいうべき存在で、全国的にはまだ知られていませんでした。1996~98年に『男が楽しむ味わいの本格焼酎』(1998年刊)の取材で九州・沖縄を回り、日本の蒸留酒=本格焼酎・泡盛と出会いました。
清酒が、大吟醸ブームのなかで風土の酒という特徴を失いつつある時でした(現在では、若い造り手たちが再び風土性を取り戻しつつあります)。九州・沖縄という産地の特性を色濃く持った本格焼酎・泡盛はまさに風土の酒でした。酒だけでなく、造り手や地元の酒販店の人たちにも、「焼酎を全国へ普及させよう」という意気込みが強く感じられました。 本格焼酎・泡盛の存在、おいしさを少しでも多くの人に知ってもらいたい。そのためには何ができるのかと考えて創刊したのが『焼酎楽園』でした。普通の雑誌のように広告収入でまかなうのではなく、きびしくても雑誌の売上げで維持していくことを選んだのは、広告で左右されない紙面づくりをしたかったからです。その一方、経営の安定化のために協力会員蔵制度を設け、多くの蔵に支援していただきました。 創刊当時は、酒税の3度にわたる増税もあり、焼酎業界はきびしい状況下にありました。創刊から3年ほど経ったころから、本格焼酎・泡盛の製造量が伸び始め、みなさんがご存知のように「焼酎ブーム」が訪れ、急速に普及していきました。ただ、本格焼酎・泡盛業界の準備が十分に整なわないまま、ブームになってしまった側面もありました。ブーム時にはさまざまな問題もでてきましたが、このブームがなければ、本格焼酎・泡盛が全国的に定着することはありませんでした。 ブームが終了し数年経過した現在、造り手も売り手も飲み手もようやく落ち着いて、本格焼酎・泡盛について見つめ直すことができるのではないかと思っています。その意味でも、「日本の蒸留酒=本格焼酎・泡盛の存在を多くの消費者に知ってもらうこと」「本格焼酎・泡盛が造られる風土・文化・造り手の思いを伝えること」という創刊の目的を不十分ながらも達成できたのではないかと考えています。 雑誌『焼酎楽園』は休刊しますが、本格焼酎・泡盛のさらなる普及に向けて活動は継続していきます。ブームとブーム後の調整期ともいうべき時期を経た本格焼酎・泡盛は、今、新たに第2ステージを迎えようとしていると考えています。量ではなく質が問われる時代に入りつつあるといえます。豊かな第2ステージを築くには、やらなければならないことがたくさんあります。幸い、多くの協力会員蔵のみなさんから共に進もうというお話をいただきました。協力会員蔵や愛飲者、飲食店、酒販店のみなさんとともに、新たな活動を展開していこうと、セミナーや研究会、試飲会など、さまざまな企画を検討しています。これからもご支援・ご協力いただけますようにお願いいたします。 『焼酎楽園』のご愛読、ご協力ありがとうございました。 なお、これまでのご愛読、ご協力に感謝して、11月26日に「焼酎楽園感謝祭」を開催します。関心のある方のご参加をお待ちしています(HP「Topics」参照)。
by shochu-rakuen
| 2011-11-11 16:22
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