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国税庁から「平成23年度の酒類消費数量」(平成23年4月~24年3月)が発表されました(沖縄県を除く)。それによると、本格焼酎は48万4332キロリットル(対前年比100・9%)で、清酒60万1338キロリットル(対前年比102・1%)の約80・5%でした。甲類焼酎は43万3200キロリットル(対前年比97・7%)で、本格焼酎の89・4%にあたります。伸びのいちばん多いのは、ワインで対前年比110・4%。
全国状況を見ますと、北海道、東北、関東甲信越では甲類焼酎が本格焼酎を上回っています。例外は福島県で本格焼酎が甲類焼酎を152キロリットル上回っています。しかし、栃木県、長野県、東京都を除く各県では対前年比100%を越えていますので、ようやく定着し始めたといえます。残念ながら、甲類王国といわれる北海道では、本格焼酎は甲類焼酎の15・5%しか普及していません。青森県も32・4%と普及度が低いのが現状です。ちなみに、北海道では清酒と本格焼酎を合わせた消費量より甲類焼酎の消費量のほうが1万キロリットルほど多く、「甲類焼酎王国」といわれるわけがわかります。青森県でも清酒と本格焼酎を合わせた消費量と甲類焼酎消費量があまり変わりません。この2県の特徴といえます。 清酒文化圏といわれる東北ではいまだ十分には定着していませんが、同じ清酒文化圏である北陸、中国地方では甲類焼酎を上回り、浸透が進んでいます。なかでも中国地方5県では、消費数量が甲類焼酎だけでなく清酒をも上回っているのが注目されます。もちろん、九州各県では、甲類焼酎および清酒を圧倒的に凌駕しています。 成人1人あたりの消費量では、ビールがトップで26・17リットル、次いでリキュール18・2リットル、発泡酒8・15リットル、その他醸造酒7・7リットルとなっています。これには第3のビールが含まれていますので、ビールおよびビール風味の酒類が多く占めている現状の反映といえます。清酒は5・85リットル、本格焼酎4・71リットル、甲類焼酎4・21リットルと続いています。ワインは2・82リットル、ウイスキーは0・94リットル。本格焼酎は清酒と比べるとアルコール度数が高いので、度数換算すると、本格焼酎の消費量のほうが高くなります。 都道府県別では、酒類消費量がいちばん多いのが東京(115・2リットル)、次いで大阪(99・68リットル)となっています。これは大都市圏で繁華街が多く外飲み比率が高いためと思われます。少ないのは栃木県(64・1リットル)、奈良県(64・29リットル)で、全国平均は82・7リットルです。この数字を見ても、東京市場での消費回復が大事といえます。東京では甲類焼酎6万8939キロリットルに対して、本格焼酎4万4987キロリットルと、まだ2万キロリットル以上の差がついています。甲類焼酎と同じくらいまで普及させることが目標になるのではないでしょうか?
by shochu-rakuen
| 2013-02-07 13:57
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