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日本酒造組合中央会から平成24年1~12月の課税移出数量が発表されました。それによると、焼酎全体の課税移出数量は対前年比98.4%となっています。酒造年度(7月~6月)では100.4%でした。昨年11(95.7%)、12月(92.5%)の減少がひびいたのではないでしょうか。とくに12月の落ち込みが大きかったといえます。平成22年1月以来の低調さです。ようやく酒造年度で対前年比100%を超え、回復のきざしが表れたのに、残念なことです。
度数別に見ますと、25度96.1%(12月)、35度90.3%(同)に対して、20度が102%(同)と健闘しているのが目に付きます。昨年の5月以降、20度は一度も100%を切ることがありませんでした。この現象は、20度文化県である大分県や宮崎県だけでなく、広く20度が受け入れられつつあるこのとの表れといえるかもしれません。単に価格が安いというだけでなく、20度という飲酒文化が広がりつつあるともいえます。蔵の前割りした焼酎が一定に広がっていることを考えると、前割り焼酎よりやや度数が高い20度も受け入れられる下地があったといえます。 20度焼酎が伸びている県(平成24年1月~12月)を見ると、福岡県(110.8%)、佐賀県(179.3%)、大分県(104%)。鹿児島県でも116.2%とかなり伸びています。いずれの県でも25度では大きな変化がありませんから、産地でも嗜好が変わってきているともいえます。また、北海道ではようやく本格焼酎・泡盛が認知されつつありますが、25度103.6%に対して、20度165.7%と大幅に伸びてきています。北海道はもともと甲類焼酎王国といわれるところですので、その影響かもしれません。 基準酒ともいうべき25度では、北海道だけでなく大阪、奈良、和歌山の関西地区や岡山、高知、主産地の九州では福岡、佐賀、鹿児島で100%を越えています。それに対して、関東地方、京都、兵庫、滋賀では減少。とくに京都は77.1%の減少で目立ちます。清酒の活性化もあり、清酒メーカーが焼酎より清酒製造に力を入れた結果かもしれません。 原料別では、いも焼酎が対前年比100.8%(12月)と健闘しているのに対して、麦焼酎は93.5%、米焼酎は92%と大幅に減少しています。なかでも、麦焼酎の減少が本格焼酎・泡盛全体の数字を押し下げているようです。ちなみに、泡盛は96.3%、その他は94.1%、そばは92.4%となっています。 この数字を見るだけでは今年の動向は読めませんが、本格焼酎・泡盛にとって、今年が分岐点になることは間違いないようにおもいます。
by shochu-rakuen
| 2013-03-15 18:08
| 焼酎・泡盛の現状
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