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国税庁が発表した「平成20年度(平成20年4月~21年3月)の酒類消費数量」を見ると(沖縄県を除く)、いろいろわかることがあります。
酒類全体の消費数量は約851万8000キロリットル(対前年比97.2%)。本格焼酎の消費数量は約51万6000キロリットル(対前年比95.5%)。また、清酒は約63万1000キロリットル(対前年比95.1%)、いちばん多いビールは約298万4000キロリットル(対前年比92.8%)。清酒の減少傾向に歯止めがかかっていないことがわかります。一方、好調なのは「新分野のビール」のみです(20.6%増)。 酒類全体に占める構成比は、本格焼酎が6.1%で、清酒7.4%、ビール35%となっています。ちなみに甲類焼酎は5.4%。 都道府県別に見ると、清酒で対前年比100%を超えるのは長野県のみですが、本格焼酎では青森県や岩手県、宮城県など東北6県すべてで100%を超え、そのほかにも群馬県、埼玉県、長野県、千葉県の関東甲信越地方や富山県、石川県、静岡県、鹿児島県で伸びています。注目すべきは、量は少ないが東北や北陸などの清酒文化圏で伸びていることです。ただし、東京都や大阪府、愛知県、福岡県などの大消費地では減少しているのも特徴的です。 本格焼酎がそれほど浸透していなかった清酒文化圏で、少しずつではありますが認知されてきたことがわかります。その一方、不況の影響もあってか、これまで伸びてきた東京や大阪などの大消費地での消費が落ち着いてきたことを示しています。大消費地での需要の掘り起こしと清酒文化圏への進出がこれからの課題となると思えます。 「酒販ニュース」1月11日号によると、清酒文化圏での認知が進んできたとはいえ、1人当たり消費量を見ると山形県、新潟県、秋田県、群馬県、北海道がワースト5と、実態はまだまだといえます。ベスト5は産地が占め、鹿児島県、宮崎県、熊本県、大分県、福岡県となっています。 平成18酒造年度まで順調に伸びてきた本格焼酎は、19、20年度で対前年比100%を切り、伸びが止まりました。現状を「成長が止まった」と見るのか、「ようやく定着した」と見るのかは、それぞれの立場で異なってくると思います。いずれにしても、右肩上がりの状態が続かないことだけは間違いありません。
by shochu-rakuen
| 2010-01-15 17:22
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